仏壇
〈仏壇を購入する場合〉
仏壇は本来、ご本尊を祀るための祭壇です。一般に四十九日までに購入しておきます。新しく仏壇を購入した場合は、本尊に魂を入れる「開眼供養」を
行います。四十九日法要の際に一緒に行う事が多いですが、自宅と法要の会場が遠い場合など、仏壇の開眼供養を早めに済ませる事もあります。
仏壇は様々なデザインのものが出ています。安置場所については宗派や地方によって違う場合があり、菩提寺に確認してみましょう。
仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合は習慣があります。
【向かい合わせにしない】
どちらかを拝むと、他方にお尻を向けてしまいます。
【並べて置く場合は高さをそろえる】
優劣をつけないようにしますが、これらは宗教上の教えではなく、あくまでも日本の習慣です。
〈仏壇を買い替える場合〉
既存の仏壇が古く買い替える場合は次のような段取りで行います。
①遷座法要
御魂抜きの儀式を行った後に、仏壇から本尊と位牌を取り出します。
②お焚き上げ
仏壇店などに古い仏壇のお焚き上げ供養を行ってもらいます。
③開眼供養
御魂入れの儀式を行った後に、新しい仏壇に本尊と位牌を戻します。
※神道の場合、仏壇にあたるのが「御霊舎(祖霊舎)」です。新しい御霊舎を購入する場合は、「五十日祭」までに準備しましょう。なお、御霊舎は神棚
よりも低い位置に置きます。
キリスト教では仏壇や位牌にあたるものはありません。故人をしのぶ写真などが飾られることが多いです。